お役立ち

赤ちゃんのつかまり立ちの概要と練習方法とは

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生後6ヶ月を超えてくると赤ちゃんの著しい成長に驚かされることがあります。

そんな成長 過程のつかまり立ちについて熟知されている方はそうはいらっしゃらないのではないでしょうか。
なかには、「全然立ち上がらないけれど、周りの子に比べてうちの子の成長に問題ないのか……」などの不安を抱えられている方もいるかもしれません。

ここでは、つかまり立ちの「始まる時期」や「その後の成長」、「練習方法」などお役立ち情報を紹介します。
これから子どもの成長を楽しみにされている方はぜひご一読ください。

つかまり立ちとは?

つかまり立ちとは、赤ちゃんがお母さんやお父さん の体、椅子などにつかまり、立ち上がることです。

自分の足で立ち上がろうと必死に頑張るので、我が子の成長に感動を覚える保護者の方はたくさんいらっしゃいます。

2本の足で立ち上がると、赤ちゃんの視界は急激に広がります。
そのため、入ってくる刺激や情報がこれまで以上に増え、より行動が活発になる傾向にあるようです。

生まれてから数カ月の間に、赤ちゃんは行動や刺激に対する反応、表現能力など、さまざまな側面で著しく成長をしていきます。
つかまり立ちを含めた大まかな行動パターンを紹介します。

生後一年ほどの間の行動過程

  1. 手に触れたものを軽く握る
  2. 縦に抱いたときに首が座る
  3. 寝返りをうつ
  4. 支えなしで座る
  5. ハイハイする
  6. つかまり立ちをする
  7. 少しずつ歩く

赤ちゃんの動かせる部位が少しずつ増えていることがわかりますね。

つかまり立ちはいつ覚える?

つかまり立ちは、赤ちゃんの成長の一つですが、いつごろから覚えるようになるか気になる方もいるでしょう。
結論からいうと、成長スピードはそれぞれ個人差がありますので、明確に決まった時期はありません。

一般的な傾向としては、生後7ヶ月~10ヶ月の間でつかまり立ちができるようになるという子が多いようですが、なかには生後6ヶ月ほどでできるようになったという例や、生後1年かかったという例もあります。

たとえつかまり立ちが遅いとしても

他の赤ちゃんと比較して、自分の子どもが、つかまり立ちをしないように感じても、あまり心配をなさらないでください。
厚生労働省によると、生後1年を超えてもしない子は全体で1割ほどいるようです。
他に気になる点が無いようであれば、しばらく様子をみても問題ないかもしれません。

もしつかまり立ちが早いときは

元気な赤ちゃんは安心できる一方、あまりに早期から行動できるようになると、体の発達が追い付かずに転倒や何かにぶつかりやすい危険もあるので、保護者の方は十分に気をつけましょう。

つかまり立ちから歩けるようになるまでの流れ

ハイハイの時期までは、上半身を使った動きしかできませんが、つかまり立ちを覚えた赤ちゃんは次第に足腰が発達し一人で歩けるようになります。
つかまり立ちから先の成長過程を見ていきましょう。

歩くまでの流れ①つかまり立ちで立てるようになる

大体生後7ヶ月~10ヶ月となることが多いですが、成長とともに足腰が発達すると、何かにつかまって2本の足で立てるようになります。

一般的に、赤ちゃんはつかまり立ちの前にハイハイを覚えますが、なかにはハイハイを挟まずにできるようになる子もいます。

歩くまでの流れ②伝い歩きができるようになる

赤ちゃんは、つかまり立ちを覚えると、少しずつ足をずらして動けるようになります。
これがスムーズになると、物につかまりながら移動する、伝い歩きに移行します。

10ヶ月前後から伝い歩きをする赤ちゃんが多いようです。
立ち上がって視界が広がったあとは、興味のあるほうに自分の意志で行動するようになるのです。

歩くまでの流れ③ひとり歩きができるようになる

伝い歩きを覚えるとさらに足腰がしっかりし、最終的には何にもつかまらずに歩けるようになります。
生後1年~1年半ほどでこの段階になることが多いようです 。

こうなると移動範囲が著しく広がるので、保護者の方は絶対に目を離さないように注意してください。

つかまり立ちはどうやって練習する?

つかまり立ちをしたい素振りを赤ちゃんが見せたら積極的に手伝ってあげましょう。

つかまりやすいようにしっかり手を貸してあげる、転びそうになったら助けてあげるなどすると、赤ちゃんも安心して挑戦できるでしょう。
ただし、赤ちゃんの挑戦したい意思を尊重してあげてください。

赤ちゃんは、本人の好奇心や意欲によって成長度合いが大きく関わっています。
あまりにも保護者が積極的に練習を促すと、意欲を持たなくなってしまう恐れもあります。

もし、赤ちゃんが練習に対して意欲を示した時には 、おもちゃを使った練習がおすすめです。
ここからはつかまり立ちを覚える練習に 役立つおもちゃを見ていきましょう。

おすすめのおもちゃ①赤ちゃん用ジム

赤ちゃん用ジムは、寝そべることができるマットの上にアーチ状の飾りがついたおもちゃです。
ねんねの時期は、シートに寝かせながらアーチ状の部分にぶら下がっている飾りで遊ばせることができます。

また、アーチ状の部分につかまることで、つかまり立ちについても練習ができます。
比較的長く遊べるおもちゃなので、作りのしっかりしたものを選ぶと良いでしょう。

おすすめのおもちゃ②テーブル型のおもちゃ

次に紹介するおすすめのおもちゃは、テーブル型のものです。

これには、天板に「型はめ」や「ボタン押し」、「ボールころがし」など、赤ちゃんの気を引く仕掛けがついているのが特徴です。
夢中になっておもちゃで遊んでいるうちに、足腰が安定します。

なかには、天板のおもちゃを外して、簡単なものを載せられるものもあります。
そのため、つかまり立ちが終わった後でも、お絵かき用の机としてなどの使い道があります。

おすすめのおもちゃ③手押し車のおもちゃ

手押し車のおもちゃは、ある程度つかまり立ちに慣れてきた赤ちゃんに最適なおもちゃです。

上で紹介したテーブル型のおもちゃ同様、手押し車の適度な高さにつかまることで練習ができます。
前に押すと前進するので、伝い歩きやひとり歩きなど赤ちゃんの成長に合わせて使えるおもちゃです。

手押し車で遊ぶようになると、赤ちゃんはそれまでよりも移動範囲が広くなります。
保護者の方は目の届く範囲で遊ばせるように心がけましょう。
特に段差などには要注意です。

つかまり立ちの転倒対策3選

赤ちゃんがつかまり立ちを覚えると、それまでと比べて転倒することが増えるため、怪我をしやすくなります。
この時期なったら、赤ちゃんが怪我しないように対策することをおすすめします。

対策①プレイマットをひく

転倒防止の対策としておすすめなのが赤ちゃん用マットです。

絨毯などに比べて、クッション性に優れているのがこのマットの特徴です。
赤ちゃんが 転倒した場合でも大きな怪我を防いでくれます。

また、赤ちゃん用マットは防音性にも優れているため、動き回るようになった赤ちゃんの足音や、おもちゃのぶつかる音を軽減できます。
遊び盛りの赤ちゃんにぴったりのアイテムといえるでしょう。

対策②バスタブマットをひく

つかまり立ちを覚えた赤ちゃんが転倒してしまう際に、危険が高い場所の一つは浴室です。
浴室は濡れていて滑りやすいため、転倒のリスクが高いです。

また、浴槽で足を滑らせると、おぼれてしまうこともあるので注意が必要です。
バスタブマットは裏に吸盤がついてあるタイプが、滑りにくいのでおすすめです。

お風呂につかるときは浴槽、身体を洗うときは洗い場とそれぞれ敷き直して使えます。

対策③転倒防止クッションをつける

転倒防止には赤ちゃんが身に着けるタイプのクッションをおすすめです。
直接赤ちゃんが身に着けるため、どこで転んでしまっても大きな怪我になりにくい点がポイントです。

転倒防止用クッションには大きく分けて2種類あります。
一つは背中に背負うことで背中と頭の両方を保護できるリュクタイプ、もう一つは頭のみを保護するヘルメットタイプです。

リュックタイプのクッションは、保護できる範囲が広いですが、その分重くなってしまうのと、動きにくくなってしまうことから、赤ちゃんが装着を嫌がるケースもあるようです。

その子に合ったものを選ぶことをおすすめします。

つかまり立ちは赤ちゃんの自由への一歩

赤ちゃんのつかまり立ちについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

赤ちゃんはつかまり立ちを覚え、足腰の発達とともに一人で歩けるようになります。
赤ちゃんの成長は見ていてほほえましいものですが、同時に怪我の心配も大きくなるので 、しっかり対策を心がけましょう。

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