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赤ちゃんのつたい歩きの始まる時期の目安と注意点

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「つたい歩きって生後何か月ごろから始めるの?」
赤ちゃんの成長を日々見守っていくなかで、このような疑問を抱かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

つたい歩きが始まると、赤ちゃんにとって好奇心が育まれる大事な機会である一方、さまざまな危険が増える時期でもあります。
そのため保護者の方はしっかり情報を頭に入れ準備をしておくことが重要です。

そこで、本記事では、赤ちゃんがつたい歩きをするうえで押さえておきたい注意点を紹介します。
これから赤ちゃんが生まれる予定のご家庭の方や、今現在赤ちゃんを育てられている保護者の方は、ぜひご参考ください。

赤ちゃんのつたい歩きとは?

つたい歩きとは、赤ちゃんが家具などのものにつかまりながら歩けるようになる状態のことです。
赤ちゃんが2本足で何にもつかまらずに歩き出す「あんよ」ができるようになる前段階でもあります。

赤ちゃんが歩けるようになるまでの過程

赤ちゃんは、「つかまり立ち」のあとに「つたい歩き」を覚え、そして「あんよ」で歩けるようになるというステップを踏みます。
各ステップを詳しく見ていきましょう。

ステップ①つかまり立ち

赤ちゃんは歩き出すまでに、まずつかまり立ちとよばれる、何かにつかまって立ち上がることを覚えます。
この段階の赤ちゃんは下半身の発達が未熟であるため、何にもつかまらずに立ち上がることは難しく、お父さんやお母さんの体、背の低い椅子などにつかまりながら立ちます。

最初は、ぐらぐらと不安定ですぐに座ってしまいますが、慣れてくると次第に安定し、ずっと立っていられるようになります。

ステップ②つたい歩き

つかまり立ちが安定すると、少しずつ足を動かして進もうとするようになります。
これがつたい歩きの第一歩です。

はじめは、そろそろと足を動かし非常に危なげにも見えます。
徐々に足腰が発達してくると、物から物へつかまる対象を変えながら、自分の興味の向いた方向に歩いていくようになるでしょう。

歩いていく方向に、赤ちゃんの興味をひくものがあるので、だんだんとその子の好みが出てきて、個性が形成され始める時期でもあります。

ステップ③あんよ

つたい歩きによって、足腰が十分に鍛えられると、いよいよあんよの時期になります。

最初のうち、あんよは赤ちゃんにとって難しいことの一つです。
上手くできるようになったら、保護者の方は「がんばったね」とその子をぎゅっと抱きしめて、その子の大事な成功体験だと感じさせてあげましょう。

あんよに慣れると、何にもつかまらずに自分の足だけで立ち、自由に歩きだします。
好奇心旺盛な赤ちゃんはうれしくてそこら中を歩き回るようになります。

つたい歩きとあんよが始まる時期は?

実際、赤ちゃんによって成長具合や筋肉の発達具合に差があるため、つたい歩きやあんよを始める明確な時期もばらばらです。

そのなかでも、それぞれのはじまる時期の傾向はあるので紹介します。

つたい歩きとあんよを始める大体の時期

  • つたい歩き:生後9ヶ月~1歳頃
  • あんよ:生後10ヶ月~1歳3ヶ月頃

ただし、赤ちゃんの運動能力は、体の発達と密接に関係があるので、月齢だけではなく生まれたときの体重によって傾向が変わるので注意が必要です。

生まれたときの体重別のつたい歩きを始める時期

  • 1000グラム未満:1歳7~8ヶ月
  • 1000~1499グラム:1歳5~6ヶ月
  • 1500~1999グラム:1歳4~5か月

上記はあくまで傾向に過ぎず、個人によって差が出ます。
もし始まる時期が周りの子に比べて早い、もしくは遅い場合でも、心配はいりません。

また、つかまり立ちはできるものの、なかなかつたい歩きが始まらない赤ちゃんもなかにはいます。
しかし、保護者の方が無理につたい歩きの練習をさせる必要はありません。

赤ちゃんがつたい歩きをなかなかしない場合、「筋肉の発達が追い付いていない」、もしくは「歩きたいと思っていない」が理由として挙げられます。

筋肉が発達しないうちから無理に歩かせると、転倒の危険が増すことや、体に悪い影響を与えかねないなどの危険があります。
また本人にその気がないのに無理に歩かせようとすると、より練習をしなくなる可能性が出てくるので注意が必要です。

赤ちゃんは、体の成長や、気持ちなど準備ができたら自発的につたい歩きを始めますので、保護者の方は気長に待つようにしましょう。

つたい歩きが始まったときの注意点

つたい歩きができるようになり、行動範囲が広がることによって、赤ちゃんの成長に大切な好奇心はより一層育まれます、
しかし一方で危険度も比例して増すことには十分注意が必要です。

つたい歩きによって起こる可能性のある危険性をしっかりケアして、つたい歩きに安心な環境を赤ちゃんに作ってあげましょう。

注意点①転倒しても怪我を防止できるマットをひく

つたい歩きでいろいろなところを歩き回るようになると、転倒してしまう可能性が出てきます。
転んでも怪我をしてしまわないように、マットをひくようにしましょう。
毛の長いカーペットなども衝撃を吸収してくれますが、より衝撃吸収性が強く赤ちゃんの肌に優しい赤ちゃん用のプレイマットがおすすめです。

注意点②慣れないうちはベビーサークルの中で練習させる

つたい歩きに慣れていないうちが最も転倒する可能性が高いので、安定するようになるまで、ベビーサークルの中で練習させてあげるといいでしょう。

つたい歩きが始まると赤ちゃんの動向を常に見ていてあげる必要があります。
ほんの少しだけ目を離さなければいけないときなどもベビーサークルの中であれば安心です。

注意点③危険な場所には行かせないようにする

階段の上や下、キッチンなどは赤ちゃんにはとても危険な場所です。
一人で行ってしまうことがないようベビーゲートで封鎖してしまいましょう。

注意点④部屋の角などはクッションでカバーする

つたい歩きで部屋中を歩き回っていると、壁や家具などの角に体をぶつけてしまうこともあるでしょう。
怪我をしないようにコナークッションなどでカバーをすることをおすすめします。

赤ちゃんのつたい歩きが始まったら細心の注意を払いましょう

今回は赤ちゃんのつたい歩きについて紹介してきました。

赤ちゃんの成長過程の一つであるつたい歩きは、一人で歩けるように、その子の日々の成長を見ることができる時期です。

かけがえのない時期である一方、赤ちゃんへの危険はそれまでよりも増えるので、保護者の方は、十分な注意が必要です。
プレイマットやベビーサークルなどでの対策をすることをおすすめします。

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