赤ちゃんが最初に一人で立つときは、親にとってかけがえのない瞬間ですよね。
一人で歩く我が子をみて、ファーストシューズを早く履かせてあげたいと思う方は多くいるのではないでしょうか?
初めて履かせるシューズだからこそ、しっかりしたものを履かせてあげたいものですよね。
そこで今回の記事では、ファーストシューズの選び方で押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
赤ちゃんのファーストシューズをこれから選ぶ方は、ぜひ参考にしてください。
ファーストシューズはいつから履かせる?
ファーストシューズは、赤ちゃんが何もつかまずによちよち歩きで5~10歩ほど歩けるようになったときが買うタイミングといえるでしょう。
立つことができたタイミングですぐに買ってしまうと、いざ外に出るときにはサイズが合わなくなってしまう恐れがあります。
赤ちゃんの成長は非常に早く、足のサイズが3ヵ月で平均0.5㎝~1㎝も大きくなります。
立つことができるようになったからといって急いで買う必要はないため、焦らずに赤ちゃんの成長スピードに合わせて購入するとよいでしょう。
ファーストシューズのサイズの測り方
ファーストシューズを選ぶ際に最初にやることは、赤ちゃんの足のサイズをしっかり測ってあげることです。
赤ちゃんの足のサイズをしっかり測るためには道具が必要です。
サイズを測る場合に必要な道具
ファーストシューズのサイズを測る場合に必要な道具は、以下の4つになります。
- 定規
- メジャー
- 白い紙紙(2枚)
- 筆記用具
ファーストシューズのサイズの測り方
ファーストシューズのサイズは、メーカーや靴の種類によって多少の差があります。
そのため、ファーストシューズは、通販などで買うよりも試し履きが行える店舗で買うことをおすすめします。
買う前に家で一度測っておくことで、店頭でスムーズにファーストシューズを選ぶことができるでしょう。
また、サイズを測る場合は、長さだけではなく横幅と高さも同時に確認することが大切です。
店頭で試し履きをする場合も、長さに加え高さや幅が合っているか忘れずにチェックしましょう。
自宅で行うファーストのサイズの測り方は、以下の流れになります。
- 白紙の下部から縦30㎝、横15㎝の線を直角に引きく
- 両足に均等に体重がかかるようにして線を引いた紙に足をのせる
- かかとを横線に合わせて縦線が足の中心を通るようにセットする
- 指先の最先端に定規を合わせて横線を引き、下横線と上横線の長さを定規で測る
- メジャーを足の甲に巻いて、親指と小指の出っ張りのある部分にあわせて周囲を測る
- 足裏の親指と小指の付け根から付け根の長さを、メジャーで測る
サイズの測定を行う場合のポイントは、地面から垂直に立たせた状態で測定することです。
椅子に座った状態で測定を行うと足に全体重が均等にかからないことにより、0.5㎝ほどの誤差が出てしまう可能性があるため注意しましょう。
ファーストシューズの選び方ポイント5選
赤ちゃんは、ファーストシューズが足に合わなかったとしてもそれを伝えることができません。
親が正しく測定をして、赤ちゃんが履きやすいシューズを選んであげることが大事です。
それでは、ファーストシューズを選ぶ際の5つのポイントについて紹介します。
ポイント①足にフィットするサイズを選ぶ
当たり前ですが、赤ちゃんの足にしっかりフィットするサイズのファーストシューズを選んであげることが大切です。
赤ちゃんの足は、骨が柔らかく変形しやすい時期であるため、足を圧迫してしまうような窮屈なサイズを選ぶことは避けましょう。
赤ちゃんは、たとえサイズがきつくて痛みがある場合でも、声を発して「きつい」「痛い」などと伝えることができません。
親がしっかりサイズをチェックして、赤ちゃんの負担にならないシューズを選びましょう。
また、すぐに成長するからといって大きめのシューズを買ってしまいがちですが、サイズの大きいシューズは赤ちゃんの歩行に影響がでます。
サイズが合っていないことが原因で歩きづらい場合、転んで怪我をしてしまうリスクもあるため注意しましょう。
ポイント②履かせやすくぬげにくいものを選ぶ
赤ちゃんは、じっとしていることができないため、シューズを履かせるだけでも苦労することがあります。
また、履きやすさを重視してスリッポンタイプのものを選んでしまうと、シューズが脱げやすくなります。
できるだけシューズが開いて足が入れやすく、足を入れたらベルトでしっかり留まるようなタイプのシューズを選ぶとよいでしょう。
ハイカットタイプのシューズは、ベルトで留めるタイプが多く足首まで固定されるため、シューズがぬげにくくおすすめです。
ポイント③ソールがしっかりしているものを選ぶ
赤ちゃんは、かかとの骨もまだ柔らかいためソールがしっかりしているシューズが歩きやすいです。
できるだけかかとが固定されやすく、ソールが適度に固くしっかりしているものを選ぶとよいでしょう。
ただし、革靴のような固いソールの場合は、大人が歩きにくいのと同様に赤ちゃんにとっても歩きにくいシューズになります。
特につま先や足の付け根部分は、ソールを手で曲げてみて適度なストレッチが利くシューズの方が足への負担も少なくてよいでしょう。
また、ソールはゴムソールを使っているシューズの方が滑りにくく足への負担も軽減されます。
ソールは、硬さ・ストレッチ性・素材を見ることが重要です。
ポイント④つま先が広いものを選ぶ
足の指は、地面をけったり踏ん張ったりする際に非常に重要な役割を果たすため、つま先の部分が広く指を動かせるシューズの方がスムーズに歩くことができます。
シューズによっては、長さがピッタリでも足先が狭くなっていて指先が動かせないものがあるため注意が必要です。
赤ちゃんが足の指をしっかり動かして歩けるように、つま先には5mmほどの余裕があるもので指先を動かせる幅が確保されているシューズを選びましょう。
指の幅を確かめる際は、中敷きを外してみて足に合わせて確認する方法もあります。
ポイント⑤通気性がよく馴染みやすいものを選ぶ
赤ちゃんは、肌が弱く非常にデリケートなため、通気性のよいシューズを選ぶことも大切です。
たとえば、シューズのインナーの素材が固かったり、縫い目や切り替えが多かったりする場合は皮膚に大きな負担が生じます。
素材によっては肌触りがよくないものもあるため、親が肌触りを確認して判断するようにしましょう。
また、赤ちゃんは汗をかきやすいため通気性が悪い素材の場合は蒸れやすくなります。
それにより、肌荒れが起きたり汗疹ができたりしてしまうため注意が必要です。
ファーストシューズの選び方は赤ちゃんの足にフィットすることが重要
赤ちゃんは、シューズのサイズが合っていなくても「きつい」「いたい」など自分で言葉を発することができません。
親がサイズをしっかり把握して、赤ちゃんが歩きやすいシューズを選んであげる必要があります。
ファーストシューズを選ぶ際は、「足にフィットするサイズを選ぶ」「履かせやすくぬげにくいものを選ぶ」「ソールがしっかりしているものを選ぶ」「つま先が広いものを選ぶ」「通気性がよく馴染みやすいものを選ぶ」の5つのポイントを押さえて選んであげましょう。