赤ちゃんが寝返りを打ったり、ハイハイをするようになったりすると、ベビーサークルの購入を考える方も多いと思います。
家事やトイレ・お風呂など目を離したときでも、赤ちゃんの安全を守ってくれるベビーサークル。
おりの中に入れているみたいで可哀想、という親御さんもいますが、逆に「ベビーサークルのおかげで、余裕を持って育児ができた」という方もいます。
ベビーサークルは本当に必要なのでしょうか? 使用するメリット・デメリットや、ベビーサークルの種類とは?
ここでは、ベビーサークルについてお伝えします。
ベビーサークルの必要性について
赤ちゃんが寝返りを打つようになったころから、気になってくるベビーサークルの必要性。
ベビーサークルは必要でしょうか? それともいらないでしょうか?
ベビーサークルはないと必ずしも育児ができないわけではありませんが、「あったほうが便利」と感じているお父さん・お母さんは多いようです。
そのため、多くの親御さんがベビーサークルを利用しています。
1.赤ちゃんの安全を守れる
最大のメリットが、赤ちゃんをベビーサークル内で安全に遊ばせられること。
赤ちゃんはいったい何をしでかすか分からず、変なものを飲み込んでしまったり、触ってはいけないところに触れてしまったりする可能性が少なくありません。
常にお父さん・お母さんが見守り続けられればいいですが、家事をしたり、トイレやお風呂に入ったりなど、赤ちゃんとずっと一緒に入られないといった方も多いと思います。
しかし、ベビーサークルがあれば、お父さん・お母さんも安心して赤ちゃんを遊ばせられます。
赤ちゃんを危険から守るためにも、ベビーサークルの活用を考えてみましょう。
2.家事の効率がアップする
たとえ育児中であっても、家事はしなくてはなりません。
しかし、赤ちゃんがいつどこで何をしてしまうか分からない状態で、家事をこなすのはとても大変です。
おんぶしながら、という方法もありますが、四六時中ずっとおぶることで、腰痛や肩こりに悩まされている方も多いのではないでしょうか。
そんな時、活躍するのがベビーサークル。
赤ちゃんがベビーサークルの中にいれば、安心して家事をすることができます。
「ベビーサークルの中に入れっぱなしは可哀想」と感じるお父さん・お母さんは、手早く家事をこなしたあと、赤ちゃんとたくさんの時間を過ごしてあげてください。
お父さん・お母さんが自分に関心を持ってくれていると分かったら、きっと赤ちゃんの笑顔も増えるはずです。
3.オモチャの片付けが楽
「部屋中にオモチャが散らかってしまい、片付けが大変……」という方は、オモチャをベビーサークルの中で使わせるようにするといいですよ。
オモチャが散らばるイライラからも解放されます。
オモチャの片付けに悩んでいるお父さん・お母さんにも、ベビーサークルはおすすめです。
4.ペットや兄弟から隔離できる
兄弟が赤ちゃんにちょっかいを出すなどしてケガさせる危険性がある場合、ベビーサークルに入れておくのもいいでしょう。
例えば、お兄ちゃん・お姉ちゃんの友達が遊びに来たとき、赤ちゃんも一緒に遊んでしまうと、踏まれたり蹴られたりする危険性があります。
またお兄ちゃん・お姉ちゃんのオモチャを誤飲してしまうこともあるでしょう。
たとえ兄弟に悪気はなくても、そういった危険から赤ちゃんを守るためベビーサークルを活用しましょう。
ベビーサークルのデメリット
ベビーサークルを設置するとメリットもあればデメリットもあります。
ここでは2つのデメリットを紹介します。
1.部屋が狭くなる
ベビーサークルを置くと部屋が狭くなり、圧迫感が出てきたという家もあります。
赤ちゃんのための場所といっても、ある程度自由に動き回れる必要があるため、ベビーサークルはどうしてもスペースを取ってしまいがち。
部屋が狭くなるのが気になる方は、折り畳み式や薄型のものを選ぶといいでしょう。
2.赤ちゃんによっては嫌がる
中には、ベビーサークルに入れられるのを嫌がる赤ちゃんもいます。
ベビーサークルはある程度のスペースがあるといっても、赤ちゃんの自由を奪ってしまうのは仕方がありません。
何より、ベビーサークルに入れられるということは、一時でも大好きなお父さんやお母さんと離れなくてはなりません。
そのことが分かって、ベビーサークルに入るのを嫌がるのかもしれません。
お父さんやお母さんがいなくなって寂しいと感じる赤ちゃんのために、「すぐ戻ってくるからね」「ちゃんと待つことができてえらいね」などと話しかけてあげましょう。
またベビーサークル内にオモチャを入れるなどして、赤ちゃんの気を逸らすのもおすすめです。
ベビーサークルの種類
ベビーサークルにはいくつか種類があります。ここでは、ベビーサークルの種類を紹介します。
1.プラスチックタイプ
プラスチック製のベビーサークルは、ポップなものからシックなものまでさまざまなデザインの商品が発売されています。
そのため、インテリアの雰囲気に合わせやすいのがメリットの一つ。
オモチャが付いている商品も多く、赤ちゃんが積極的にベビーサークルの中に入って遊んでくれるかもしれません。
また汚れても拭くだけで簡単にお手入れができるのも嬉しいポイント。
軽量のため、力に自信のない方でも、簡単に組み立て・組み替えができます。
また、最近は使い終わったら棚として再利用できるベビーサークルが大人気です。
2.木製タイプ
安定性を求めるのであれば、木製タイプのベビーサークルがおすすめ。
リビングの景観を損ねづらいのも嬉しいポイントですね。
また木製は、プラスチック製などに比べると、比較的値段も安価で、購入しやすいと思います。
ただし、木製タイプは重みがあるため、一カ所に固定して使うことを想定して買うようにしましょう。
3.メッシュタイプ
ベビーサークルの移動を考えているのであればメッシュ製がおすすめ。
軽いうえ、折り畳みが可能なので、リビングや寝室など場所を変えてベビーサークルを設置できます。
またメッシュは柔らかい素材のため、ケガする危険性が少ないのもポイント。
赤ちゃんが転んでぶつかってしまっても、痛みを感じることはほとんどありません。
視認性が良いため、赤ちゃんとコミュニケーションが取りやすいのも嬉しいポイントです。
4.マットタイプ
赤ちゃんのケガ防止のためには、マットタイプのベビーサークルがおすすめ。
クッション性のあるマットタイプであれば、赤ちゃんが頭をぶつけてしまっても安心ですよね。
また赤ちゃんがベビーサークルの中で、そのままウトウトすることも可能。
大きくなったらプレイマットとして利用することもできます。
ベビーサークルは子育ての強い味方
ここまでベビーサークルについてお伝えしました。
子育てをしているお父さん・お母さんにとって、赤ちゃんはいつ何をしてしまうか分からない存在。
ずっとそばで見守ってあげたいけど、そういうわけにもいかない、という方もいると思います。
その場合、ベビーサークルがあると便利です。
ベビーサークルを有効活用して、育児の負担を軽くして、笑顔で赤ちゃんと触れ合える環境を作りましょう。