赤ちゃんを育てるにあたり、保護者が悩みがちな「寝かしつけ」。
赤ちゃんの寝かしつけに時間がかかり、自分の睡眠時間もなかなか取れずストレスに感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、寝かしつけには早めに寝かしつけられるコツがあります。
本記事では、赤ちゃんの寝かしつけに困っている方向けに、すぐにできる寝かしつけのコツを5つ紹介します。
赤ちゃんの寝かしつけのコツ5選
赤ちゃんは生後3~4か月を過ぎるまで、睡眠のリズムが崩れています。
日中は寝ていることが多いため、寝なければならない夜の時間に眠ることができません。
そのため、一定期間はお母さんやお父さんが横について寝かしつけを行う必要があります。
しかし、寝かしつけた際にすぐに寝てくれる赤ちゃんや、なかなか寝てくれない赤ちゃんがいます。
個人差がありますのでいくつかの方法を実践し、気持ちよく寝てくれる方法を探しましょう。
コツ①寝室の環境を整える
赤ちゃんが安心して眠れるよう、赤ちゃんの寝室は常に清潔で安全な状態を保ちましょう。
ほこりが舞っていないか、ベッドの上から落ちそうなものを置いていないかなどはあらかじめ確認をしておきます。
また、部屋の温度、明るさ、湿度が赤ちゃんにとって最適かどうかも重要なポイントです。
赤ちゃんは体温調節機能が発達していないので、暑すぎるとべったりと汗をかいてしまい、寒すぎると体が冷えてしまいます。
そうなると、赤ちゃんは気持ちよく眠ることができず目を覚ましてしまいます。
赤ちゃんが身につけている肌着が、部屋の温度や湿度にあっていることも確かめてあげましょう。
赤ちゃんを寝かしつける際は、寝室は真っ暗にすることをおすすめします。
赤ちゃんは、一度注視したものを見続ける特徴があります。
そのため天井の常夜灯を見つけてしまうと、そこに意識がいってしまいなかなか目を閉じることができません。
足元を照らすライト等は問題ありませんが、天井の常夜灯は必ず消しましょう。
コツ②音楽をかける
赤ちゃんが気持ちよく寝られるように、音楽をかけてあげることも寝かしつけのコツです。
音楽がうるさすぎると返って目が覚めてしまいますので、音量は小さめにしてオルゴールや川・海などの自然の音を流すとよいでしょう。
また、毎回違う音楽ではなく、できるだけ同じ音楽か似ている曲調の音楽をかけるようにすることもおすすめです。
同じ音楽を流していれば寝る時間だ、という認識を赤ちゃんももつことができるので、寝かしつけがさらに楽になる可能性が高いです。
コツ③絵本を読む
赤ちゃんの寝かしつけに、絵本の読み聞かせはかなり効果があります。
ただ絵本をめくって見せるだけでなく、文章も読んであげることが重要です。
赤ちゃんはまだ言葉の理解ができないので、ストーリーを理解することは難しいですが、お母さんやお父さんの声に安心することで眠ってくれます。
また、赤ちゃんの頃から寝る前に絵本を読んでいると、成長しても絵本を読んでもらえるから寝室に行く、という習慣をつけることができます。
コツ④添い寝でおなかや背中をトントンしてあげる
赤ちゃんを寝かしつけるコツとして、添い寝をしながらおなかや背中をトントンとしてあげることも有効です。
注意点として、あまり激しくすると逆に目が覚めてしまうので、手全体か人差し指と中指の2本でゆっくりトントンしてあげると赤ちゃんは安心して眠りにつけます。
また、赤ちゃんのなかには、抱っこをしないと寝てくれない赤ちゃんもいます。
赤ちゃんは軽いので、常に抱っこで寝かしつけるのも苦ではないと思いますが、大きくなってくると体重も増えるので常に抱っこをするということが難しくなります。
早い段階で、添い寝しながらトントンしてあげると大きくなった時に自分が楽になる可能性が高いです。
コツ⑤イライラせずに寝かしつけを行う
仕事や育児で疲れているなか、赤ちゃんがなかなか寝てくれないと少しずつストレスがたまりイライラしますよね。
しかし赤ちゃんには、お母さんやお父さんのストレスが伝わります。
寝かしつけをできるだけリラックスをして行えるように、自分の好きなものを食べることやハーブティーを飲んでみて気持ちを落ち着けましょう。
また、自分一人で頑張ろうとせず、パートナーや親戚などに手伝ってもらうことや周りの友達に話を聞いてもらって相談をするなど、自分の気持ちが楽にする方法を探してみましょう。
赤ちゃんを寝かしつける際にやってはいけないNG行動
実は、赤ちゃんの寝かしつけにはやってはいけない行動がいくつかあり、無意識に行っている可能性があります。
ここでは、赤ちゃんを寝かしつける際、やってはいけない行動を3つ紹介します。
この行動をしてしまうと、どれだけ寝かしつけの方法を試したとしてもなかなか寝てくれず、寝かしつけに長い時間がかかってしまう可能性が高まります。
NG行動①昼寝が長すぎる
寝かしつけのNG行動の一つに赤ちゃんの長時間の昼寝があげられます。
赤ちゃんが自然と目覚める時間まで昼寝をさせてしまうと、寝つきが悪くなってしまうことや夜中に何度も目が覚めてしまう可能性が高くなります。
特に夕方以降まで昼寝をさせることはできるだけ避けて、昼寝の時間を短く設定することをおすすめします。
朝起きる時間や、ご飯を食べる時間や授乳の時間、昼寝をする時間や夜に寝る時間など、それぞれの時間帯をできるだけ毎日同じ時間帯に行えるように生活リズムを決めるのもおすすめです。
夕方にどうしても眠りそうになっている場合は、30分など短い時間を決めてから寝かせるようにしましょう。
NG行動②寝る時間になってから寝室に移動する
赤ちゃんの寝る時間になってから、明るい部屋から暗い寝室に移動をしてしまうと、赤ちゃんはすぐ眠りにつくことはできません。
寝る時間の30分ほど前から部屋を少し暗くして、テレビや携帯などの明るい画面を見せることも避けましょう。
また、その際はおもちゃなどが手元にあると気になって寝られないため、遊べるものは片づけておきできるだけ静かに過ごさせます。
NG行動③赤ちゃんが泣いたらすぐあやしにいく
赤ちゃんは、寝ていると急に泣き出すことがあります。
赤ちゃんが泣き出すと心配ですぐに抱きあげて、あやすなどの行動をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
赤ちゃんが泣きだすとまずは1分~2分程度様子をみましょう。
赤ちゃんが泣くときには2つのパターンがあり、赤ちゃんが何かを訴えたくて泣く場合と寝ぼけている状態で泣く、寝言泣きの場合があります。
寝言泣きの状態で、赤ちゃんを持ち上げてあやしてしまうとせっかく眠っていた赤ちゃんが起きてしまいます。
ただ、明らかに寝言泣きではなさそうな泣き方であっても、赤ちゃんの眠る力を育てることにつながりますので、すぐに抱き上げず、1分程様子をみることをおすすめします。
赤ちゃんにあった方法で寝かしつけよう
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんの寝かしつけの方法や、やってはいけない行動を紹介しました。
赤ちゃんの寝かしつけのコツは、普段から寝室の環境を整えることや絵本を読んであげることなどです。
無意識のうちに赤ちゃんの眠りを妨げるNG行動をしていないか、自分の行動を見直してみましょう。
寝かしつけのコツや、やってはいけない行動などを押さえておき、赤ちゃんが最適な環境でぐっすり眠れるように余裕をもって対策をすることをおすすめします。