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赤ちゃんはいつから言葉を話す?保護者ができるサポート5選

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周りのお子さんが少しずつ言葉を話し始めるなか、自分の子どもが全然話さないと不安に感じることはないでしょうか。
運動能力や健康面など、さまざまなところで赤ちゃんへの心配事は絶えませんが、赤ちゃんの言葉の発達はそれぞれ個人差があるので心配はいりません。

今回は赤ちゃんの話し始める時期やそのために保護者ができることなどを記事にまとめました。
赤ちゃんがなかなか言葉を話さないとお悩みの方はぜひ最後までお読みください。

赤ちゃんはいつから言葉を話す?

個人差がありますが、赤ちゃんがしゃべりだす時期は、大体生後3ヶ月~6ヶ月からといわれています。

最初は喃語(なんご)という「あー」や「ぶー」のような意味のない単語を話し始めます。
成長とともに生活に必要な単語を少しずつ覚え、まずは簡単な単語から次第に長く難しい単語を話せるようになっていきます。

赤ちゃんの言葉はどのように成長していく?

では、具体的にどのように赤ちゃんが言葉を話せるようになるのか、4段階にわけてみていきましょう。

段階①喃語を話すようになる

先ほど紹介したように、言葉に意味はないものの、赤ちゃん自身が何かを話そうとして出てくる最初の言葉が喃語です。

赤ちゃんによって個人差はありますが、大体、生後3ヶ月~6ヶ月ほどで話すようになります。

喃語を話すようになってからしばらくすると「マンマン」や「ダアダア」など二つ以上の音が連続する言葉を発し、顔を向ける、指をさすなど、身振りが加わるように変わっていきます。
だんだん表現が豊かになってくることが特徴的です。

段階②単語の意味を理解できるようになる

この段階になると、お母さんやお父さんの話した簡単な言葉の意味が分かるようになります。
大体1歳ほどで単語の意味を理解できるようにはなるものの、この段階ではまだ齟齬が中心の言葉となります。

段階③意味のある単語を話すようになる

この段階に入ると意味のある単語を急激に話すようになります。
「ママ」や「まんま」、「わんわん」など日常的に使う単語から覚えていくでしょう。

1歳半くらいでこの段階に入る赤ちゃんが多いですが、成長に個人差が出やすい段階です。

すぐにたくさんの単語を話す子から、徐々に単語が増えていく子、それまで全く言葉をしゃべらずに2歳から唐突に話し出す子など、さまざまな成長をする子がいます。
もしあなたのお子さんがなかなか話さない場合でも不安になる必要はありません。

赤ちゃんが言葉を全く話さない場合は?

子どもが1歳になっても、喃語すら全く話さないと心配になりますよね。
しかし、もし話さない場合でも、下記のような反応があれば発育に問題はないとされています。

  • 呼びかけに反応する
  • バイバイなどを手振りでする
  • 音に対して反応する

もし上記のような反応も見受けられないようであれば、一度病院で検査を受けてみたほうが良いかもしれません。

赤ちゃんの言葉の発達に保護者ができることは?

赤ちゃんがしゃべりだす時期や成長具合には、個人差があるため焦らずにのんびり構えることが大事です。
それでも保護者としては、お子さんが言葉を覚えやすい環境にしてあげたいと思うこともあるでしょう。

ここからは赤ちゃんの言葉の発達をサポートするために保護者ができることを紹介していきます。

方法①積極的に話しかけることを心がける

多くの言葉を聞かせることは、赤ちゃんの喃語をしゃべる回数や、その後の言語習得に大きな差を生む可能性が高いです。
子どもに多くの言葉を話せるようになってほしい保護者の方は、ぜひ積極的に話しかけるようにしてあげてください。

また、赤ちゃんは、低い音よりも高い音に反応しやすい傾向にありますので、高めの声を意識して話すことをおすすめします。

方法②絵本を読み聞かせる

絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの語彙数を増やす、感性に刺激を与える、読解力を鍛えるなどさまざまな効果があります。
言葉の発達だけでなく、幼児教育の観点からみても非常に重要です。
ぜひ日課にしてあげてください。

赤ちゃんは擬音語を聞き取りやすいため、生後数カ月は擬音語が多い本を重点的に読んであげるといいでしょう。
ゆっくりと抑揚をつけて、繰り返し話すことで、伝わりやすくなるので意識することをおすすめします。

方法③童謡を流す

童謡を流すことも、言葉の発達にいい影響を与えやすいです。
歌詞の意味を理解することは難しいですが、繰り返し聞くことで歌詞に含まれる単語を自然と頭に入れることができるからです。

また、絵本と同じく幼少期に童謡を聴くと、将来その子が大きくなった時の読解力にも関係があるとされています。
なぜなら、昔からある童謡は正しい日本語を基礎として作られているためです。

そういった正しい言葉を小さいころから聞くことによって、日本語の文章構造を無意識的に理解できるようになります。
一方で、「音量が大きすぎる」「長時間聞かせる」などは、繊細な赤ちゃんの聴覚に良くないので気をつけましょう。

方法④気持ちを代弁する

赤ちゃんは言葉を知らないので、自分の気持ちをうまく表現することができません。
そのため保護者は、お子さんの気持ちを汲み取り、うまく言葉で表現することが大事です。
保護者の言葉を通して、その子は自分の感情や状況を表現する方法を学びます。

たとえば、機嫌が悪い時は、「元気ないね」、うとうとしているときは「眠そうだね」、どこかに体をぶつけたときには「痛かったね」など、うまく言葉にしてあげましょう。

また、その時にその子の気持ちに寄り添ってあげると、赤ちゃんは心を開くようになります。

方法⑤刺激を与える

話しかける以外にも、新しい刺激を赤ちゃんの脳に与えてあげることも重要だとされています。

「カラフルな景色を見せる」「普段と違う環境に連れて行ってみる」などをすると、赤ちゃんの感性が刺激され、表現力が高まります。
「高い高い」なども積極的にやってあげましょう。

言葉を教える時には赤ちゃん言葉を控えたほうがいい?

赤ちゃんに話しかける時に、赤ちゃん言葉を使ったほうがいいかは、しばしば議論になる内容です。
最近の実験によると、赤ちゃん言葉を使ったほうが喃語を話しやすくなる結果が出ています。

理由は、赤ちゃん言葉のほうが、簡単に覚えて発音できるからだとされています。

もし、赤ちゃん言葉を使う場合は、その子が成長したときに言葉を正式な表現に直す際に注意をしましょう。
無理やり正そうとすると、自分の言葉を否定されたと感じ、あまり話さない子になってしまう可能性があります。

言葉を教える時には赤ちゃん言葉を控えたほうがいい?

いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんの言葉の成長についてはまだまだ解明されていないことも多くありますが、保護者がしっかり語りかけてあげることで、その子の成長にいい影響を与える可能性が高くなります。

絵本や童謡など、たくさんの良い刺激を与えてあげて、お子さんの言葉の成長を支えてあげてください。

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