赤ちゃんが動きはじめるようになったら気になるのがプレイマットの購入。
赤ちゃんが転倒したときなどに安全だけど、いつぐらいから使うのが一般的なのかしら?と疑問に思っている方も多いと思います。
ここでは、プレイマットの使いはじめの時期や寿命についてお伝えします。
「そろそろプレイマットを使いはじめる時期かも?」と気になっている方は、ぜひご覧ください!
プレイマットはいつから使う?
プレイマットは、寝返りを打つようになる4~6カ月くらいから使用しはじめるご家庭が多いようです。
「ベビーベッドでは手狭な気がする」と感じたら、プレイマットをそろそろ導入してもいい頃かもしれません。
ただし、プレイマットを使う時期はご家庭によって異なります。
お座りをするようになってから転倒防止のためプレイマットを購入したという人もいれば、床の上で膝が痛そうだったからとハイハイをするようになったタイミングで買ったという人もいます。
ほかにも、つかまり立ちをするようになってからケガ防止のために買ったという人もいますし、足音が下に響くのではないかと心配して歩きはじめるようになってから慌てて購入したという人もいます。
プレイマットは柔らかく、頭が重い赤ちゃんが転んでしまったとしても衝撃が少ないです。
そのため、動きはじめて、危なっかしいと感じたら購入することをおすすめします。
またプレイマットは転倒防止以外にも、床を汚れから守るのにも役立ちます。
お子様が小さいときはよだれや吐き戻しなどで床も汚れやすいです。
汚れたら洗えばいいプレイマットの上であれば、おむつ替えも気楽にできますよね。
ほかにも、お子様がお絵描きをしたり、オモチャを落としたり叩きつけたりして床を傷つけたりしてしまう可能性もあります。そのような傷・汚れからもプレイマットは床を守ってくれます。
またプレイマットは寒い時期の冷え対策にも効果的です。
とくにフローリングは冷えやすいので、プレイマットを敷くことで冷え防止にもつながります。
赤ちゃん用の布団を敷く際も、フローリングの直接上ではなく、プレイマットの上に敷くことで保温性が高まり、より赤ちゃんが冷えにくくなります。
プレイマットはいつまで使える?
生まれたばかりの赤ちゃんがいる家庭では、床の衝撃や冷気を和らげるプレイマットが大活躍します。しかし成長に伴い、赤ちゃんが動き回る範囲も広がっていきます。では具体的にいつ頃までプレイマットを敷いておくべきか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
一般的に、プレイマットの使用期限に厳格な決まりはありません。ハイハイ期やよちよち歩きの段階を過ぎても、転倒や防音対策として役立つ場合があります。走り回るようになっても、クッション性のあるマットはケガのリスクを下げる効果が期待できるため、2~3歳頃まで敷いている家庭も少なくありません。一方、部屋が手狭になってきたり、子どもがプレイマットの範囲を飛び出していくほど活発になったりすれば、片づけを検討するタイミングといえます。
また幼児期を過ぎても、下の子のためにプレイマットを残しておくケースや、おもちゃや勉強スペースの一角として敷き続けるケースもあります。したがって“いつまで”使うかは、子どもの成長ペースや家庭のライフスタイルに大きく左右されるのが実情です。
プレイマットを卒業する目安
プレイマットを卒業する時期は、主に以下のようなポイントが目安になります。
- 子どもがプレイマットを頻繁にめくったり剥がしたりしてしまい、敷いておく意味が薄れてきた
- 子どもが走り回るようになり、プレイマットのサイズではカバーしきれない範囲で遊んでいる
- 転倒リスクが相対的に減り、防音・防寒対策としての恩恵も小さくなった
- 兄弟姉妹が増え、部屋のレイアウトを変更した結果、プレイマットを敷くスペースを確保しにくくなった
これらの要素が重なるようであれば、プレイマットを卒業する時期と考えるとよいでしょう。もっとも、子どもの発育環境や好みによっては小学校に入る頃まで愛用している家族もあります。大切なのは、「本当に必要かどうか」を定期的に見直すことです。
プレイマットを使用するメリット
プレイマットは赤ちゃんや幼児のいる家庭にとってさまざまな恩恵をもたらすアイテムです。転倒時の衝撃を和らげるだけでなく、防音や寒さ対策、掃除のしやすさなど、多角的な利点があります。
赤ちゃんにとっても、柔らかい表面で寝返りやハイハイを練習できる点がメリットです。ここでは、具体的に5つのメリットを見ていきましょう。
メリット①ケガから守る
赤ちゃんは寝返りやハイハイを覚えると、頭を床にぶつけるリスクが高まります。プレイマットを敷いておくことで、転倒や衝突時の衝撃を吸収し、ケガのリスクを大幅に減らすことができます。特にマットの厚みが2cm以上あるタイプだと、クッション性が高く、頭やおしりをぶつけても痛みが少なく済む場合が多いです。
さらに、フローリングや畳の上に敷くことで滑り止め効果も期待できます。マットの表面加工や素材にもよりますが、適度に滑りにくくなっていれば、ハイハイや立ち上がりの練習をより安全に進められます。
メリット②床の保護と掃除に役立つ
離乳食が進むと食べこぼしや、オムツ漏れなどで床が汚れやすくなります。プレイマットを敷いておけば、床へのダメージやシミを防ぎつつ、マット自体を拭き取りやすい素材を選べば日々の掃除が楽になります。
ジョイントマットや折りたたみマットなどは一部分だけを取り外して洗えるタイプもあり、定期的に洗浄・乾燥することで衛生状態を保つことが可能です。フローリングのへこみや傷付きも防げるため、賃貸住宅などにお住まいの方にとっては保護対策としても重宝されます。
メリット③防音対策になる
赤ちゃんが成長するにつれて、足音やおもちゃを床に叩き付ける音などで階下への騒音を気にする家庭も少なくありません。プレイマットはある程度の防音効果があるため、賃貸集合住宅や2階以上に住んでいる場合、近隣への音の配慮にもなります。
特に厚みのあるマットや多層構造のプレイマットは、音を吸収しやすい構造になっているものもあります。こうした商品を選ぶことで、赤ちゃんが多少活発に動いても騒音を抑え、周囲とのトラブルを防ぐことが可能です。
メリット④寒さ対策になる
フローリングや畳は季節によってはかなり冷たく感じることがあります。特に冬場は冷気が床から伝わりやすく、赤ちゃんの体を冷やしてしまう可能性があるため、プレイマットを敷いて断熱することが効果的です。マットの厚みや素材によっては床暖房の熱を適度に通すタイプもありますが、多くの場合は床の冷気を遮断して快適にする目的で使われています。
赤ちゃんの体はまだ体温調整機能が未熟なため、寒暖差に弱い傾向があります。プレイマットのクッション性能が高ければ、寒さだけでなくちょっとした湿気対策にもなるので、床からの湿気が気になる地域でもメリットがあります。
メリット⑤赤ちゃん用のスペースを作れる
リビングや子ども部屋などにプレイマットを敷いておくことで、赤ちゃんが遊ぶ範囲を視覚的にもわかりやすく区切れます。これにより、赤ちゃんが安全に遊べるスペースと、大人が過ごすスペースを分離しやすく、家族全員がストレスなく部屋を活用できる利点があります。
また、決められたスペースでおもちゃや絵本を管理すると散らかりにくくなり、赤ちゃん自身も「ここで遊ぶ」という習慣がつきやすいです。後片づけのしやすさや、転倒リスクを抑える面でも効果的といえます。
プレイマットを選ぶ際のポイント
プレイマットを選ぶときは、素材や厚み、デザインなど複数の要素を総合的に判断することが大切です。赤ちゃんの月齢や活発度合いに適したタイプを選ぶことで、使用期間をより長くでき、マットのもつ機能を存分に活かせます。
ここでは、素材や成長段階に合わせた選び方など、5つのポイントを見ていきましょう。
ポイント①素材で選ぶ
プレイマットの素材は安全面や快適性に直結します。赤ちゃんが直接肌に触れるため、アレルギーや肌荒れが起きにくい素材を選ぶのが理想です。また、防音・防水・クッション性など、求める機能も素材によって異なるため、以下で代表的な素材を紹介します。
コットン
自然素材で肌触りが優しく、吸湿性が高いのが特徴です。洗濯可能なタイプが多く、汚れやすい時期でも手入れしやすいのがメリット。
通気性が良い一方、厚みがそれほどない商品もあるため、転倒対策としてどの程度クッション性があるかを確認しましょう。
EVA樹脂
EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)はジョイントマットなどでよく見かける素材です。軽量で柔軟性・弾力があり、防音効果も期待できます。水拭きしやすく、色や柄のバリエーションが豊富。デメリットとしては、高温多湿の環境で経年劣化が進む場合もあるため、定期的な点検や交換が必要です。
ポリエチレン
発泡ポリエチレンを使ったプレイマットは、断熱性や防音性に優れています。折りたたみタイプや厚手タイプなど、多様な製品が展開されており、軽量で持ち運びしやすいのも魅力です。表面が防水加工されている場合も多く、食べこぼしを簡単に拭き取れるメリットがあります。
ポリウレタンフォーム
ウレタン素材はクッション性が高く、体圧分散に優れているため、赤ちゃんが床に寝転がっても身体への負担が軽減されます。ただし密度や厚みによって耐久性や座り心地が大きく変わる点が注意ポイント。製品によっては経年劣化しやすい場合もあるため、定期的な点検が推奨されます。
PVC(ポリ塩化ビニール)
水拭きや消毒がしやすく、耐久性が高い一方、素材特有の臭いが気になる場合があります。品質の良いPVCマットは有害物質を極力抑えているものも多いですが、購入時にメーカー情報を確認し、赤ちゃんへの安全性を確かめることが大切です。
ポイント②赤ちゃんの成長に合わせて選ぶ
プレイマットを選ぶときは、赤ちゃんの月齢や活動量を考慮すると失敗が減ります。0~6か月頃なら寝返りやうつぶせ練習に向いた柔らかめのマットが便利。ハイハイからよちよち歩きの時期には、防音性や衝撃吸収性を重視した厚手のものが役立ちます。ある程度歩き回るようになったら、部屋の大部分をカバーできる大判のプレイマットに切り替えるのも一つの手段です。
ポイント③デザインで選ぶ
部屋の雰囲気を壊したくない場合や、インテリアにこだわりがある方はデザイン性を考慮することも重要です。カラフルな柄物で遊び心を取り入れるのか、シンプルなモノトーンや無地で落ち着かせるのか、好みに合わせて選ぶと満足度が高まります。
ただし、赤ちゃんが視覚的に楽しめる柄や色だと、遊びの刺激になりやすい一方、部屋全体が派手に見えがちになる場合があるため、バランスを意識するとよいでしょう。
ポイント④大きさで選ぶ
プレイマットの大きさは、部屋の広さや赤ちゃんの行動範囲に合わせて決めましょう。狭いリビングなら折りたたみマットやコンパクトタイプ、広いリビングや子ども部屋なら大判サイズを敷くのがおすすめ。大判タイプは赤ちゃんが成長して動き回っても、マットの上で遊ぶことができるメリットがあります。
折りたたみやジョイント式であれば、必要に応じてサイズを調整できるため、今後家族構成や生活動線が変わる可能性がある場合に柔軟に対応できます。
ポイント⑤厚みで選ぶ
赤ちゃんのケガ防止や防音効果を重視するなら、厚み2cm以上のタイプを選ぶと安心度が高まります。よりクッション性を求めるなら3~4cmの厚さのものや、複数層構造になっているものも検討しましょう。逆に収納性を重視する場合は1cm前後の薄手を選ぶと扱いやすいですが、衝撃吸収力はやや劣る点に留意が必要です。
プレイマットの寿命は?
プレイマットの寿命というのはとくにありませんが、
赤ちゃんが遊び過ぎてボロボロになってしまったら、捨てるようにしましょう。
またプレイマットの多くはお手入れ可能。洗濯機で丸洗いできるタイプのプレイマットもあります。
しかし、洗濯方法を間違えてしまうと、すぐに劣化してしまい、早く買い替える必要が出てくるので気をつけましょう。
プレイマットは赤ちゃんが毎日使用するため、使い方によってはすぐボロボロになってしまいますが、定期的に掃除することによって、寿命を延ばすことはできます。
しかし、だいたい3~4年ぐらいで取り替え時期が来るご家庭が多いようです。
お子様の人数が多かったり、遊ぶ時間が長かったりすると1~2年程度で買い替えたほうがいいケースも。
では、一般的にプレイマットはいつ頃まで使われているのでしょうか。
3~4歳ぐらいまで使用しているご家庭が多いようですが、お子様は足音などを加減することができないため、騒音が気になる場合、防音マットとして小学校に上がるぐらいまで使っているケースもあるみたいです。
また赤ちゃんが転ばなくなったタイミングではがしたという家もあります。
ほかにも、1歳ぐらいで歩きはじめるようになってから、床とプレイマットの段差につまずくようになり、外したというご家庭もありました。
またプレイマットは、最初は赤ちゃんの行動範囲が少ないため、小さなもので問題ありませんが、行動範囲が広がっていくにつれて、最初に購入したものでは足りなくなってしまうケースもあります。
大きくなったときのことも考えて、ジョイントマットを使うなど、拡張性のあるプレイマットを採用するのもいいでしょう。
関連記事:プレイマットの選び方
プレイマットを使用する際の注意点
プレイマットは多機能で便利な育児アイテムですが、正しく使わないと安全面でトラブルが起きる場合があります。ここからは、赤ちゃんがプレイマットを使う上で気を付けたいポイントを3つ紹介します。
注意点①赤ちゃんから目を離さない
マットを敷いているからといって、100%ケガや事故を防げるわけではありません。特に寝返りやハイハイを始めたばかりの赤ちゃんは予想外の動きをすることがあるため、親の視界外にあると危険な行動に繋がるリスクがあります。
また、プレイマットの縁に乗っかってズレたりめくれたりすると、マットの下に頭を挟む危険性もゼロではありません。赤ちゃんが活発に動き始めたら、可能な限り近くにいてサポートする心がけが大切です。
注意点②保管場所に注意する
使用しないときに折りたたんだまま放置しておくと、湿気やほこりが溜まりやすい場合があります。また、直接日光が当たる場所や高温多湿の環境で保管すると、素材によっては変形やカビが生じる可能性があるため注意が必要です。
特にEVA樹脂やウレタンフォームなどは経年劣化が早まりやすい素材なので、湿気を避けた風通しの良い場所で保管するのが望ましいです。定期的にマットを拭いたり乾燥させたりして、清潔を保つようにしましょう。
注意点③清潔を保つ
赤ちゃんは床に落ちたものを口に入れたり、マットの上でミルクをこぼしたりしがちです。定期的にマットを拭き掃除したり、洗えるタイプなら外して洗濯するなどして衛生面に気を配りましょう。カビやダニの発生を防ぐため、通気が悪い場所には放置せず、ときどき敷き直したり裏面を確認することも効果的です。
特に梅雨や湿度の高い季節にはこまめなケアが必要で、除湿機やエアコンなどを活用して部屋全体の湿度管理を行うのも対策の一環です。
プレイマットに関するよくある質問
プレイマットを検討するにあたり、使用期間やお手入れ方法、他のアイテムとの違いなど様々な疑問が浮かぶかもしれません。ここではよく聞かれる2つの疑問について解説します。
ずっと敷いたままでも大丈夫?
基本的には敷きっぱなしでも問題ありませんが、湿気や汚れが蓄積するとカビや臭いの原因となる恐れがあります。また、定期的に床の拭き掃除を行わないとほこりやダニが溜まりやすくなる可能性もあります。
長期間敷いたままにする場合は、少なくとも週に一度はマットをめくって床を拭き、月に一度程度はマット自体も洗ったり乾拭きしたりすると清潔を保ちやすいです。また、マットに傷やへたりが目立ってきたら交換を検討しましょう。
プレイマットとジョイントマットとの違いは?
プレイマットとジョイントマットは似ていますが、以下のような違いがあります。
- ・プレイマット:折りたたみ式やロール式の一体型が多く、大判サイズや厚みのあるものを指すことが多い。防音性や衝撃吸収性が高く、デザインも豊富。
- ・ジョイントマット:パズルのようにピースをつなげて敷くタイプ。部屋の形に合わせて増減できるが、つなぎ目が多いぶん汚れが溜まりやすい場合もある。
どちらも赤ちゃんが安全に遊べるスペースを作るアイテムですが、使い勝手や手入れのしやすさなどで好みが分かれます。部屋の広さや目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
プレイマットを使って赤ちゃんの安全を守ろう
プレイマットはいつからいつまで使えるのか、についてお伝えしました。
プレイマットは「〇〇のときに必ず使用しなくてはいけない」といった決まりはありませんが、生後4~6カ月程度から使いはじめるご家庭が多いようです。
プレイマットがあれば、赤ちゃんが転倒したときも安心で、騒音対策にもなります。
床の傷・汚れ防止にも役立ちますので、ぜひ使用を検討してみてくださいね。
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